地域は、私たちが生活するための共同作業の場です。そんな地域に暮らすあなたは、その地域にどんな人が住んでいるかをあげることができますか? その人たちがどんなことに喜び、いま何を大変だと思っているのか、などを考えたことがありますか?
地域にはさまざまな人が暮らしています。生活経験や文化、生活する歴史的背景、国籍、性別などの違いによって、地域に求めるものも違ってきます。これによって人々の間に無理解や対立が起こることがあります。そしてその無理解や対立の溝を埋められないと、その意識が次第に偏見や差別、排除につながることになります。まさしく地域での課題は、人権にかかわっていることが少なくありません。
地域で安全に安心して暮らしたいという思いは、みな同じです。そういった地域をつくっていくためには、「隣の人は何する人ぞ」といった、無関心な地域社会ではなく、互いに関心を持ち合い、理解しあう中で、安全で安心な地域をつくるという共同の課題を考えてみることが大切になってくるのではないでしょうか。それが、「誰もが幸せに暮らせる地域」をつくることの基礎であり、偏見や差別、排除のない、人権が大切にされる地域社会につながるのではないでしょうか。
この冊子は、地域で皆さんが話し合いなどを進める際の参加体験型学習(ワークショップ)ハンドブックとして活用して頂きたい一冊です。 |