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「多民族共生全般」


17 日本人の夫から言葉の暴力を受けている

日本人の夫は、私が同国人の友人とつきあったり、母国の料理を作ったりするのを嫌がり、ときには私の国をひどい言葉でさげすんだりします。私が夫の言う通りにしないと、次の在留更新には協力しないと言って脅します。身体的な暴力はありませんが、もう我慢できません。

日本人男性と結婚した外国(とくに欧米以外の国)人女性のなかで、あなたのような訴えをする女性は少なくありません。日本人夫が外国人妻を自分の思うようにコントロールするために、妻の出自を否定して自信をなくさせ、また在留資格を盾にとって脅すケースが多いのも現状です。

日本では2001年に、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(ドメスティックバイオレンス=DV防止法)が制定されました。この法律のなかで、「暴力」とは身体に対する暴力、又はこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動を指すと明記されています。あなたの夫の言動はDV以外のなにものでもありません。

外国人女性には在留資格や言語の問題もあり、日本人女性以上に夫と離婚した後自立した生活を営むのは簡単ではありません。不安は大きいとは思いますが、DV防止法に基づいて様々な被害者支援の施策が用意されています。この法律は国籍や在留資格を問わず日本に住むすべての外国人にも適用されます。

入国管理局もDV被害者の在留資格変更には相応の考慮をするとしています。また、DVが原因でオーバーステイになってしまった場合は、一律に退去強制とはせず、「在留特別許可」を弾力的に運用していくとしています。

まずは外国人支援団体や居住地の配偶者暴力相談支援センターに相談してみてはどうでしょうか。

相談支援センターは、全国の配偶者暴力内閣府男女共同参画局DV相談ナビをご覧ください。

執筆協力:RINK「すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク」