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身体障害者の施設にはどのような種類がありますか

自宅近くに身体障害者向けの施設が建設されるという話か出ていますが、身体障害者の施設にはどのような種類があるのですか。

身体障害者のための施設は次の4種類に大別されます。1.身体障害者更生施設。身体の状態(肢体不自由、視覚障害、聴覚・言語障害、内部障害)に応じて治療、訓練、リハビリテーション等の総合的なサービスを受けられる施設です。
2.生活施設。常に介護を必要とする身体障害者が治療・リハビリテーションや介護等の日常サービスを受けられる身体障害者療護施設や、家庭では日常生活を営むことが難しい障害をもつ入が自立した生活を営むための身体障害者福祉ホームを指します。
3.作業施設。就職が難しい身体障害者が作業や訓練を通じて技術を身につけたり、自立に向けてのサービスが受けられる授産施設です。これらの施設は24時間、施設で生活を行なうことを基本としていますが、最近では地域での生活を続けながら日々通う通所(型)施設が増えています。
4.地域利用施設。地域で生活する身体障害者の多様なニーズに応えるための施設です。必要なときに日帰りで文化的活動や日常生活の支援を行なう在宅障害者デイサービス施設のほか、点字図書館・出版施設、聴覚障害者情報提供施設や、身体障害者のための各種相談への対応、健康の増進、教養の向上、運動、娯楽、休養するための施設などがあります。これらの施設の利用については、各市町村の福祉事務所や障害福祉担当課に相談してください。