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PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?

大規模な事故、災害のあとに、ニュースなどでPTSDという言葉がよく使われますが、これは具体的にどのようなものなのでしょうか。

大きな苦悩を引き起こすような脅威的で破局的な出来事、たとえば被害の大きな自然災害や悲惨な事故、犯罪や戦争などに遭遇すると、数週間から数カ月後に、さまざまな「症状」が出てきます。そのような反応をPTSD(心的外傷後ストレス障害)といいます。
PTSDを抱えた人は、その出来事に関連するものを避けようとします。症状としては、孤立を感じたり、将来に対する希望がもてなくなったりします。また、原因となった出来事に関連する体験によって急激に恐怖やパニックが引き起こされたり、何度もその出来事を夢に見て、不眠・動悸などの症状が表れることがあります。