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認知症の症状のある姑をひとりで介護。気の休まる時がなくてつらい
姑は87歳、舅は戦死。夫は義姉と二人姉弟です。義姉が結婚後も仕事を続けるため、姑は義姉の家族と同居して孫の世話をしてきました。夫は転勤族で昨年やっと故郷に戻り、それを機会に姑を引き取ってほしいと義姉から言われました。夫は長男として当然のことと承諾し、私もこれまで姑とはうまくいっていたので同意して、半年前に引き取りました。
姑は2年前から軽い認知症が出ていたのですが、環境の変化もあったのか、徘徊をするようになりました。そのほか認知症特有の言動があり、私は1日中気の休まるときがありません。姑は夫や義姉の前ではまともな対応をするので、二人は姑の症状をなかなか理解してくれないのです。
夫は口では「すまない」と言うのですが、帰宅も遅く介護は私がひとりでしています。
最近は私も体調を崩し、イライラして、このままの状態がいつまで続くのかと考えてしまいます。姑の存在そのものがうっとうしく、このように思う自分に自己嫌悪を感じ、つらい毎日です。

認知症の症状があるお姑さんの世話は、本当に大変なことでしょう。その大変さを夫にも義姉にもわかってもらえず、つらい毎日ですね。
あなたが体調を崩したり、お姑さんの存在がうっとうしく感じたりすることは、「もう限界」と、身体と心が信号を出しているのでしょう。そんな自分を責めないで下さい。
ところで、あなたはお姑さんの介護を「長男の嫁だから引き受けるのは当然」と思っていますか?お姑さんの介護の責任義務は、本来は実子である夫と義姉にあります。あなたの今のしんどさをしっかり伝えて、夫や義姉と今後のことを話し合ってみてはいかがでしょうか。
お姑さんの症状はこれからも進み、介護も長年にわたるかもしれません。お互いが分担して介護するなり、福祉サービス(ショートステイ、デイサービス等)を受けて乗り切るなりの工夫もできるのではないでしょうか。近頃はサービスも充実しつつありますので、地域の情報を調べてみて下さい。
何よりも、あなたがじゅうぶんに納得したうえで介護の手助けをすることが大切です。そして心身ともにゆとりを持ち、あなた自身の生活も大切にして下さい。

(注:これは、相談室に寄せられるたくさんの相談を参考にした構成事例です。ここでは回答という形で書いていますが、カウンセリングの現場では気持ちを聞きながら時間をかけて一緒に解決の方向を探ります。)