Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2010/10/19
「家で最期」支える訪問看護


「住み慣れた自宅で最期まで過ごしたい」と望んでも、それがかなう人は少ない。実現には何が必要なのか。訪問看護ステーションの取り組みから考えた。(針原陽子、写真も)

病院やボランティアと連携

東京都新宿区の静かな住宅地。一人暮らしの女性(95)のもとを訪れた看護師の田中信子さんが、血圧を測りながら「夜、一人で寂しくないですか?」と話しかけた。女性は「寂しくないよ」と答える。2人は10年来の付き合いだ。

認知症や心臓疾患のあるこの女性の要介護度は現在、最重度の「5」。家族が朝と週末に訪れるほか、訪問介護・看護、医師の往診を受けている。しかし、一人 の時間も多い。万一の事態がいつ起きてもおかしくないが、「救急車は呼ばない」と以前から約束している。家族やヘルパーが異変に気づいた時は、田中さんの 勤める「白十字訪問看護ステーション」(本部・新宿区、秋山正子代表)に連絡し、そのうえで往診医を呼んだりすることになっている。

女性の次女(64)は「母にとってはこの家こそ『自分の居場所』。最期は家で迎えさせたい。訪問看護や往診の先生たちが支えてくれるので安心です」と話す。

同ステーションは、常勤9人、非常勤7人の看護師が、1か月に平均150人を担当する大規模事業所。在宅看取(みと)りを支援しており、年間60~70人の死亡者のうち、半数以上は自宅で亡くなっている。

続きを読む

読売新聞

読売新聞(関連記事)

全国訪問看護事業協会:訪問看護とは?

関連キーワード: ,

一覧ページへ