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2010/10/29
水俣病 介護費一部支給に安ど 「被害者みんなが助かる」


「昭和電工に、介護が必要な人たちへの支援を強く要望しました」。

4次訴訟の和解協議が大詰めを迎えていた9月16日。4回目の期日間協議を終えた「新潟水俣病阿賀野患者会」の副会長、山田サチ子さん(75)は記者会見で強調した。平均年齢が70歳を超える原告らにとって、介護分野は、交渉の大きな焦点になっていた。

訴訟を続けるうちに、原告の間では介護への不安が大きくなっていた。平均年齢が75歳以上で、要介護となった被害者も多い2次訴訟の原告らでつくる「新潟水俣病被害者の会」から、実情を聞いていたからだ。

原告らは、和解協議で、介護福祉施設の建設と、介護費の負担を求めていたが、昭電は施設建設は受け入れない姿勢を貫いていた。そのため、介護費の負担に重点を置くようになった。

8?9月には、介護費を求める根拠を示そうと、「患者会」と「被害者の会」の会員らを対象に、介護に関する緊急アンケートを実施。すると、患者会 では、3割以上が「要介護になっても介護してくれる人がいない」と不安を抱き、8割以上が「老後の介護費用などが心配」と回答した。

また、介護保険の認定者は、患者会では1割未満だったのに対し、被害者の会では3割を超えており、「原告らにとって、介護で苦労する『被害者の会』は自分たちの将来の姿と言えた」(患者会事務局)。

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読売新聞

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