Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2010/12/07
追跡・累犯:刑務所の中で


上 定年退職ない世界 1割が戻らなければいい方

◇自立困難「最後の行き場」

日本最大の刑務所「府中刑務所」(東京都府中市)は、主に再犯者や外国人など約3000人の男性受刑者を収容する。09年のまとめでは、65歳以上の高齢者は11%、知的障害の疑いがあるとされる知能指数70未満の受刑者も全体の34%を占めている。

記者が見たのは「養護工場」と呼ばれる所内の工場での刑務作業だ。白髪が目立つ受刑者がしわの深い手で、洗濯を終えた布製オムツを丁寧に伸ばし、畳んでいる。高齢や体が不自由なせいで、機械の操作などができない人向けの最も簡単な仕事という。

所内では運動の時間もあるが、つえをついた人は移動に倍の時間がかかる。屋外運動場でキャッチボールを楽しむのはごく一部で、大半がベンチに腰掛けて休んでいた。

見学した工場で作業していた受刑者の大半が50~60代だったが、78歳も2人いた。高齢でも「定年退職」というわけにいかず、知的障害や認知症 が疑われる人も交じる。こうした人は原則8時間の刑務作業が6時間に短縮されており、作業場も階段を使わない1階と配慮されている。

処遇部の大森康史看守長は「高齢化が進み、さまざまな病気の人もいる。理解力が乏しいが、根気よく指導するしかない」と語る。

続きを読む

毎日新聞(上 定年退職ない世界 1割が戻らなければいい方)

毎日新聞(中 障害者らに手厚いリハビリ 社会復帰の意欲高める)

毎日新聞(下 更生へ福祉と一層の連携を 出所後も処遇継続必要)

関連キーワード: , , ,

一覧ページへ