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2011/01/19
弱者をどう支えるか...大阪


阪神大震災からまる16年を迎えた17日、被災した障害者を支援する大阪府大阪市東淀川区のNPO法人「ゆめ風基金」による「いのちと防災を考える中学生プロジェクト」の今年最初の授業が、同区の市立柴島中で行われた。

被災障害者の支援を理解してもらう出前授業で、今年で5年になる。当初から語り続けている脳性まひの障害がある玉木幸則さん(42)(兵庫県西宮市)が講演し、震災時にまだ生まれていなかった生徒らが、災害への備えについて考えた。

「寝ていると天井が体に乗ってきた。『助けてください』と声を出し続け、1時間以上かかって近所の人に出してもらった」。玉木さんが、被災したアパートの写真を示しながら話し出すと、参加した2年生約70人が聞き入った。

隣室では大学生が亡くなっていた。玉木さんは体力が落ち、救出後も動けなかった。避難所の体育館は人であふれ、言語障害もあって思いが十分に伝わらず、隅に腰掛けるのがやっとだったという。

トイレにも不自由し、「障害者でも使えるトイレを用意しておいてほしい」と訴えた。避難所で緊急物資を取り込もうとする人を見たことも話し「困った人がいたら助ける気持ちを普段から持ってほしい。そうすれば、災害時にも助け合える」と結んだ。

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読売新聞

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