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2011/02/08
老いの未来図


老いの未来図:反響特集 認知症の夫抱える妻「私も同じ思いした」 /千葉

今年元日の県版でスタートした企画「老いの未来図 介護・医療の現場で」に手紙や電話、電子メールなどで県内外から多数の反響が寄せられた。高齢者を巡る問題への読者の関心の高さをうかがわせる。反響の中で、認知症を伴う老老介護の問題を手紙で訴えた女性を取材し、併せて反響の一部を紹介する。

◇認知症の夫抱える妻、老老介護を克明に記録 「助けて」「気が狂いそう」

京葉地域に住む女性(74)の自宅居間の壁一面に、観光地の土産物店で買った小さなちょうちんが多数飾られている。それぞれ訪ねた土地の名が入っている。夫婦で全国各地を旅した証しだが、80歳の夫は認知症で一つも思い出せない。女性は5年近くも夫を一人で介護し、その記録を克明につづってきた。小さなメモ帳を埋め尽くす記述は、「絶望」などと簡単な言葉で片付けられない、当事者にしか分かり得ぬ「老老介護の真実」だった。【黒川晋史】

女性は、私が企画で担当した記事を読み、長文の手紙を送ってきた。その記事は1月8日「預け先なく精神科入院/認知症男性帰らぬ人に 妻倒れ万策尽きる」。女性は「私も同じ思いをした」とつづっていた。

私は夫がデイサービスで出ている時間帯を見計らって女性宅を訪ね、話を聞いた。その訴えは同27日の記事「認知症理由に退院か/心筋梗塞(こうそく)4日目に 病院への不信感募らせる妻」にまとめた。

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毎日新聞

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