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2011/04/01
要援護者 届かぬ手 知的・精神障害者や高齢者


◎不足する福祉避難所・専門職員/受け入れ縮小に困惑/仙台

障害のある人や高齢者ら要援護者は、震災に伴う環境の変化がストレスとなり、心身ともに不安定な状況になりやすいとされる。東日本大震災の被災地でも、要援護者の支援が課題になっている。

仙台市は、指定避難所での生活が難しい障害者や認知症の高齢者らを、市内の福祉施設で受け入れているが、施設は満員状態だ。自宅や家族を失った障害者も多く、市は、今後の受け入れ態勢の整備を急いでいる。

市は、福祉施設や特別養護老人ホームを、ケアが必要な高齢者らを受け入れる「福祉避難所」として指定した。震災後、市内30カ所の施設が、約230人を受け入れた。

福祉避難所となった障害者生活支援センター「ハンズ宮城野」(仙台市宮城野区)では25日現在、認知症の高齢者や心身障害者11人が、寝泊まりしている。

避難者の一人で、同区の菅谷幸子さん(37)は、軽度の知的障害者で、足にも障害がある。父清彦さん(75)の介助を受けながら、車いすで生活している。

菅谷さんらは、中学校の体育館など2カ所の避難所で、5日ほど過ごした後、ハンズ宮城野に移った。

学校など、地域の避難所は、手すりや障害者用トイレといった設備が不十分で、見知らぬ人に囲まれると情緒が不安定になる心配もある。障害者生活支援センターは、もともと通所施設だが、障害者用設備が整い、職員が24時間体制で見守る。

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河北新報

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