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2011/12/19
狭山事件、新たに証拠14点開示 有罪判決の根拠も


狭山市内で1963年5月、女子高校生=当時(16)=が殺害された狭山事件で、冤罪を訴えている石川一雄さん(72)=無期懲役確定で服役し、仮 釈放中=の第3次再審請求審の第9回3者協議が14日に東京高裁(小川正持裁判長)で開かれ、検察側から新たに証拠14点が開示されたことが15日、弁護 団への取材で分かった。開示された証拠は、被害者のものとされる万年筆、かばん、腕時計に関わる捜査報告書や、死体を埋めたとされるスコップに関係する証 拠、石川さんの供述調書など14点。弁護団は今後、開示された証拠を精査して、再審請求に活用していく方針。

弁護団は8月9日付の意見書でスコップの指紋検査報告書をはじめ、万年筆、かばん、腕時計に関わる証拠などの証拠開示を求めてい た。しかし、9月28日に開かれた第8回3者協議では、検察側がスコップの指紋検査報告書などについて「不見当」と回答。弁護団は再度開示を求めて今回、 検察側が開示に応じた。

弁護団によると、証拠開示された証拠の中には、小川裁判長の開示勧告によって、自白に基づいて発見され、「秘密の暴露」として有罪判決の根拠となった万年筆などに関わる証拠や「犯行現場」の特定に関わる捜査書類も含まれている。

2度の家宅捜索の後に、石川さん宅の勝手入り口のかもいの上から発見された万年筆など三つの物証は、いずれも徹底した捜索の後に発見されたとされる。弁護団は、不自然な捜査経過や自白に疑問があるとしており、再審請求の重要な争点となっている。

検察側は「犯行現場」を特定するための捜査書類や万年筆の置き場所の図面などは「不見当」と回答したため、弁護団はさらに開示を求めていく。

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埼玉新聞

朝日新聞

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