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2012/10/16
【長野日報】男性介護者を支援 孤立防止へ初講座


岡谷市長地権現町の県男女共同参画センターで14日、初めての「男性介護者支援講座」が開かれた。実際に家族を介護している男性や、男性介護者の支援活動 を行う市民団体関係者ら約30人が参加。男性介護者支援の全国組織事務局長で立命館大学教授の津止正敏さんの講演や、参加者同士の交流会を通じて、男性介 護者の孤立を防ぐネットワークの大切さなどを再認識した。

講座は、家事に不慣れな上に近所付き合いも少なく孤独に陥りやすいといわれる男性介護者特有の問題を共有し、支援のあり方を考えるため、同センターが初めて企画した。

講演の中で津止教授は、男性介護者増加の背景には夫婦世帯や高齢者のみ世帯の増加など、世帯構造の変化があるとし、「若くも体力もない、家事も介護もでき ず、時間もない、介護者になって戸惑う介護者」という「『想定外の介護者』が出現している」と指摘。介護と仕事の両立、老老介護による事件など、介護から 派生する新たな社会問題を解決していくために、「社会政策の総体で介護を支える仕組み」として、従来の介護のスタイルとシステムではない「新しい介護環 境」の必要性を強調した。

講演に続いて開かれた交流会では、男性介護者から「この状態があと何年続くのか、考えると不安になる」「台所は女性がやるもんだと思っていたが、自分がやらざるを得なくなって、365日やっていた妻の大変さが初めてわかった」など、率直な意見が相次いだ。

妻が病気で入院したことがきっかけで母親(87)の介護をすることになったという岡谷市の男性(64)は、「先が見えない不安もあるが、自分を育ててくれ た母親だからと腹を据えたら気持ちは楽になった」「交流会で他の人の話を聞いて、自分でももっとできることがあると感じた。気持ちを入れ替えて頑張りた い」と前向きに話していた。

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長野日報

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