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2012/12/03
【毎日新聞】同和地区って何?


 

【毎日新聞】質問なるほドリ:同和地区って何?=回答・戸田栄
http://mainichi.jp/opinion/news/20121201ddm003070116000c.html

質問なるほドリ:同和地区って何?=回答・戸田栄

◇不当な差別受けた地域 根強い偏見、問われる意識

なるほドリ 同和(どうわ)地区という言葉を知らない子どもから「説明して」と手紙がきたよ。

記者 行政機関が生活環境などの改善が必要として、特別の法律に基づく同和対策事業の対象とした被差別部落(ひさべつぶらく)を同和地区と言います。住宅の建設や保育所、福祉や交流の拠点となる隣保館(りんぽかん)の設置の他、奨学金の貸与(たいよ)などを実施し、相当に改善されたとして事業は02年に終了しました。

Q 被差別部落についても教えて。

A 江戸時代に「武士、百姓・町人」という身分があり、武士を最上位に置いて、上から順に身分が高い人間と勝手に決めていたのは知っているよね。百姓・町人の下には、さらに「えた」「ひにん」という身分があり、そこに組み入れられた人はさまざまな面で差別されました。

明治時代に入ってすぐ、当然のことだけど、そんな理由のない身分差別は廃止すべきだとして「解放令(かいほうれい)」が出され、法的にはだれもが平等になりました。ところが、長年にわたる差別をなくすための具体策は取られなかったため、実際には根強い差別が残ったのです。教育の機会が奪われたり、就職で不当な扱いを受けたりしたこともあって、差別された人たちは従来の地区に集まって暮らすことが多く、やがてそこを被差別部落、居住者を部落民(ぶらくみん)とする呼び方が定着するようになりました。

Q それはひどいなあ。部落差別をなくすために、どんな取り組みがあったの?

A 1922(大正11)年に全国水平社(ぜんこくすいへいしゃ)という団体が創立されて差別撤廃の運動を始め、徐々に効果を上げていきました。「人の世に熱あれ、人間に光あれ」とする水平社宣言は有名です。その精神は戦後も引き継がれ、差別・偏見の一掃を目指す部落解放運動が展開されました。同和対策事業も運動の高まりを受け、差別によって生み出された劣悪な生活環境を一般水準に追いつくように改善しようと実施されたものです。貧困が差別の温床となる悪循環を断つ狙いもありました。

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毎日新聞

 

 

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