Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2012/12/21
【読売新聞】摂食障害 低年齢化に警鐘


 

【読売新聞】摂食障害 低年齢化に警鐘
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=69695

拒食症などの「摂食障害」になると低栄養状態になり、最悪の場合、死に至ることもある。最近では、低年齢化の傾向も見られ、小中学生を中心に診療にあたっている西神戸医療センター(神戸市西区)の精神・神経科部長の高宮静男さんは、「保護者や学校は、子どもが拒食に向かう兆候を見逃さないでほしい」と警鐘を鳴らす。

保護者も大きい負担

<西神戸医療センターでは1994年から、昨年3月までに24人の小学生が摂食障害で入院した。入院期間は最長約10か月で、平均約4か月だ>

24人のうち、12人は命の危険があり、小児科での診察後、すぐ入院になりました。特に小学生は体が小さく、余力がそれほどない。栄養失調や飢餓状態の影響を大きく受けます。子どもだけではなく、保護者の精神的、経済的な負担も大きくなります。

摂食障害の子どもの大半は、太ることへの恐怖心を持っています。しかも、痩せていることを気にしていないため、なぜ病院に連れてこられたかもはっきりとは分からず、通院する必要性も分かっていない。食べようと思っても、食べられない状態の子どもも多いんです。人間関係を築きながら、少しずつ少しずつ食べる量を増やして、健康の大切さに気づいてもらいます。自分が大事な存在であると気づくと同時に、自己肯定感を高めることも大事です。

<低年齢層で摂食障害が増えている背景には、痩せていることを礼賛する社会の風潮があると言われる>

海外では、痩せすぎのファッションモデルは起用しないという動きが広がっていますが、日本では、それほど広がっていません。

ダイエット以外でも

ただ、摂食障害になるきっかけは必ずしもダイエットだけではありません。

約10年前、摂食障害になった当時小学6年の女の子は、両親の仕事が忙しくなったことがきっかけでした。さみしさも原因の一つでした。食べる量が減り、半年程度で体重が8キロ・グラム減り、38キロ・グラムになりました。

入院して2か月ほどで食べる量も増え、退院しましたが、中学入学後、今度は新しいクラスになじめず、ストレスから過食を発症しました。自宅で、チョコレート10枚を一気に食べるなど、食べ出すと止まらない。親が止めようとすると、かばんを投げつけ、暴れる。

でも、それはわがままでも何でもなく、自分の力だけでは過食を止められない心身の状態になっていたからです。その後も、寝る前に暴れるようなことが1年近く続きました。睡眠薬を処方した時もありましたが、母親が毎夜、そばに寄り添い、子どもの手を握りながらつらい気持ちを聴いたことで、女の子の気持ちも落ち着いていきました。

続きを読む

読売新聞

 

関連キーワード:

一覧ページへ