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2013/04/30
【読売新聞】狭山事件、あす50年 石川さん、無実訴え続け


 

【読売新聞】狭山事件、あす50年 石川さん、無実訴え続け
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20130429-OYT8T00873.htm

狭山市で1963年に女子高生(当時16歳)が殺害された狭山事件が5月1日、発生から50年を迎える。強盗殺人罪などに問われて無期懲役刑が確定し、現在は仮釈放中で第3次再審請求をしている石川一雄さん(74)は各地で無実を訴え続けている。当日は事件現場とされる同市内を歩く集会が行われる。(宗村元)

「もう一度裁判を開いてもらえば必ず無実と分かってもらえるはず。その気持ちは50年たった今も変わらない」。逮捕当時24歳だった石川さんは、連日のように講演をしたり、裁判所前で署名を呼びかけたりして無実を訴える。

事件が起きたのは、東京五輪の開幕を翌年に控えた63年5月1日。石川さんは同23日に逮捕されて否認していたが、29日間の取り調べの末に自供。1審では死刑判決を受けた。

64年に東京拘置所で出会った刑務官が「人間らしく生きなさい」と語りかけてくれたことがきっかけとなり、「真実を話そう。日本の司法を変えなければいけない」と考えを変えた。控訴審から否認し、94年に仮釈放され、無実を訴えている。

第1次、第2次再審請求は棄却されたが、取り巻く環境は大幅に変わった。2010年には足利事件の菅家利和さんが、12年には、東電OL殺害事件のゴビンダ・プラサド・マイナリさんがそれぞれ無罪判決を受けた。

「狭山事件」でも、06年から東京高裁で始まった第3次再審請求で、これまでは行われなかった裁判所、検察、弁護側による「3者協議」が初めて行われた。

高裁が検察に証拠の開示勧告を出し、検察は取り調べ時の録音テープや石川さんが逮捕時に書いた上申書など121点の証拠を初めて開示した。弁護団は、被害者宅に届いた脅迫状と上申書の筆跡が一致しないとする鑑定書などの新証拠を提出した。

弁護団の中山武敏弁護士は「50年の節目を迎え、大きな流れが来ている。検察は証拠の全面開示を行い、裁判所は早期に事実調べの決定をしてもらいたい」と話す。

獄中で両親を亡くしたが、一度も墓参りをしていないという石川さんは「無罪を勝ち取って両親に報告したい。それまでは支援者とともに訴え続ける」と語っている。

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読売新聞

 

 

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