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2013/07/24
【日経ビジネスオンライン】「時短なんて甘ったれるな?」 "マタハラ"に遭うワーキングマザーの苦悩


 

【日経ビジネスオンライン】「時短なんて甘ったれるな?」 “マタハラ”に遭うワーキングマザーの苦悩
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130721/251328/

彼女のような“犠牲者”を生み出す旧態依然としたこの国の労働観

「女の敵は、やっぱり女。職場によっていろいろ違いはあると思いますけど、女性から言われることの方が、はっきり言ってグサッと刺さる。相手が女性だと、こっちも逃げ場がなくなるんです」

実はこれ、最近何かと話題の、「マタハラ」についてインタビューを行った時に、一児の母親であるワーキングマザーが、こぼした言葉である。

女の敵は女?……、これについては、後ほど書いていくとして。まずは、今回のテーマ。はい。「マタハラ」について考えてみようと思う。

胸に重く響いたマタハラ経験者の一言

【マタハラ=マタニティ・ハラスメント】

働く女性が妊娠・出産を理由とした解雇・雇止めをされることや、妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントで、働く女性を悩ませる「セクハラ」「パワハラ」に並ぶ3大ハラスメントの1つ。

これは今年5月に、「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)に関する意識調査」を行い、マタハラという言葉が広まるきっかけとなった、連合非正規労働センターの報告書に記されている定義である。

調査では、働きながら妊娠した女性のうち、4人に1人が「マタニティ・ハラスメント」を経験していることが明らかになった。

具体的な内容を聞いた結果では、「妊娠中や産休明けなどに、心無い言葉を言われた」が9.5%でトップ。「妊娠・出産がきっかけで、解雇や契約打切り、自主退職への誘導等をされた」(7.6%)、「妊娠を相談できる職場文化がなかった」(7.0%)、「妊娠中・産休明けなどに、残業や重労働などを強いられた」(4.7%)という回答が続いた。

マタハラが起こる理由の1位は、「男性社員の妊娠出産への理解不足・協力不足」(51.3%)。2位に「会社の支援制度設計や運用の徹底不足」(27.2%)、3位に「女性社員の妊娠出産への理解不足」(22.0%)が入った。

この調査結果がきっかけとなったかどうか定かではないが、先月末には、NHKが「マタニティ・ハラスメントの実態」という番組を放映し、短時間勤務を希望した女性が、「前例を作って 周りに時短勤務ができると思われたら困る」と社長から告げられた例や、出産を機に職場で孤立した女性の例などを紹介していた。

「子供に対して 『生まれてくれてありがとう』という気持ちもありますが、『子供を産まなければよかった』とか『この子さえいなければ』と思ったときもあります」

番組で流れたマタハラを受けた女性の一言。

同じ女性として、ズシリと胸に響いてしまった。ただでさえ育児はストレスが多い。そのストレスが時として、幼児虐待という最悪の状態をもたらす可能性もあるだけに、“マタハラ”経験者の言葉は重たかったのである。

マタハラ――。セクハラやパワハラという言葉以上に、陰湿な響きを放つ実にイヤな言葉だ。

何でもかんでも「ハラスメント」にしてしまうことには少々抵抗はあるが、新しい言葉が生まれるのは、その言葉に該当する“事実”があるからにほかならない。

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日経ビジネスオンライン

 

 

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