Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2013/10/07
【産経新聞】DV加害者更生プログラム 社会全体で問題対応を


 

【産経新聞】DV加害者更生プログラム 社会全体で問題対応を
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131007/kng13100700300003-n1.htm

「何で自分はこういうことをしてしまうのか。どうしたらここから抜け出せるのか」-。DV(配偶者・恋人からの暴力)被害の根絶に向け、NPO法人「女性・人権支援センター ステップ」(横浜市)が加害者の側の意識変革に取り組んでいる。加害者の中には、自分の行為に悩み、あらゆる療法を試したりお祓(はら)いに行ったりするケースもあるといい、それぞれが抱える苦悩も千差万別だ。

横浜市内のマンションの一室。中立的立場の女性ファシリテーターが被害者の思いや気持ちを代弁しつつ、受講する加害者が意見交換を行う。米カリフォルニア州認定の加害者プログラムと選択理論心理学を用い、加害者が不健全な価値観や考え方に気づき、行動を変えていくための「DV加害者更生プログラム」で、ステップが平成23年から始めた。

ファシリテーターを務める栗原加代美さん(67)は、「多くのところで『DV加害者は変わらない』といわれるが、それは感情や生理反応を変えようとするから」と指摘する。加害者の多くは認められたいなどの欲求を配偶者や恋人が満たすべきと考えがちで、「認めてほしいのに妻が反論する。そこで『カッ』となって暴力をふるう」。

そこで、プログラムでは、自分の行動は自分の選択の結果であるという考え方を教える。「『配偶者のせいで暴力をふるった』というが、暴力をふるうのはあなたの選択の結果なのだと」。行為や考え方は変えることができるという。

また、DV加害者の多くは、相手が自分を100%分かってくれると期待し、理想と現実とのギャップに怒り、苦しむ。しかし、栗原さんは「他人は変えられない」と伝える。

プログラムを重ねていくことで、加害者は自然と相手を尊重できるようになるという。受講は原則1年だが、本当の卒業は被害者が「尊重してもらえている」と思えるとき。これまでに10組の夫婦が卒業した。

続きを読む

産経新聞

 

 

関連キーワード:

一覧ページへ