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2014/02/21
【中日新聞】介護民俗学提唱の六車さん 聞き書きで高齢者を理解


 

【中日新聞】介護民俗学提唱の六車さん 聞き書きで高齢者を理解
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中日新聞
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140219152440598

「記憶」伝える仲介者に

民俗研究者の知識や経験を生かして、介護現場で活躍する女性がいる。静岡県沼津市のデイサービス施設管理者、六車(むぐるま)由実さん(43)。利用者の人生を丁寧に聞き取って理解すれば、介護する側の意識が変わる−。「聞き書き」を通じて高齢者の記憶を形にし、継承する「介護民俗学」で新しい風を吹き込む。(発知恵理子)

民家を利用したデイサービス「すまいるほーむ」。定員10人の小規模施設で、この日は70代から102歳までの女性6人が訪れていた。午前中に入浴を済ませ、昼食後は体操やボール遊び。常に明るい話し声が響き、笑いが絶えない。

「親や自分も見てもらいたいと思える介護現場を目指した」と六車さん。介護する側とされる側という一方的な関係ではなく、地元のお年寄りと若者が、ごく普通に過ごす日常が繰り広げられている。

六車さんは2003年、人身御供がテーマの論文「神、人を喰(く)う」で、新進の研究者らに贈られるサントリー学芸賞を受賞。気鋭の民俗学者として注目され、東北芸術工科大(山形市)准教授に就いた。

順調な研究者人生に見えたが、論文発表や事務作業に追われ、研究室で学生と密に関われない状況にストレスを感じた。08年に大学を退職し、故郷の沼津に戻った。進路に悩む中、民俗学の調査で出会った村々の古老たちを思い出し、「お年寄りの役に立とう」と、資格を取って介護の世界へ飛び込んだ。

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