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2014/03/20
【中日新聞】「ヤングケアラー」子どもにも介護の重荷


 

【中日新聞】「ヤングケアラー」子どもにも介護の重荷
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中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2014031902000001.html

国が高齢者介護の場を施設から在宅へ移そうとする中、家族の負担が増している。家族の形態も変化しており、若者が介護の担い手となる「ヤングケアラー」の問題が浮かび上がってきた。

二月二十三日、介護の担い手を支援する一般社団法人「日本ケアラー連盟」の主催で、シンポジウム「介護を担う10代・20代の子どもたち」が東京都内で開かれた。この中で成蹊大の渋谷智子講師は、若者による介護が増えている兆候を指摘した。

渋谷さんは昨年、医療ソーシャルワーカーなどでつくる東京都医療社会事業協会の協力で、会員アンケートを実施。四百二人の回答のうち、35・3%が「十八歳以下の子どもが家族のケアをしていると感じた事例がある」と答えた。背景には少子高齢化と並行し、家族の在り方が変わったことがある。家族の層が薄くなり、孫の手を借りないと介護ができない家族もある。

渋谷さんは「祖父母だけでなく、障害や病気を持つ親のケアをする子もいる。重過ぎる役割を抱え、自分は家にいなければと、進学や就職をあきらめる子もいる」と言う。

シンポでは英国での取り組みも紹介。チャリティー団体「子ども協会包摂プロジェクト」は、二〇〇〇年から介護を担う子どもたちが集う「ヤングケアラーフェスティバル」を毎年開くなど、問題提起してきた。

支援の第一歩は介護を担う子どもを見つけること。把握できれば公的サービスを選ぶ上でも、子どもの負担が軽くなる方法を考えることができる。英国ではプロジェクトの働き掛けで、介護の必要な人に、子どもが関わっているかどうか尋ねる考え方が拡大。子どもへの配慮を法律で義務付けようとの動きもある。

英国政府も調査に乗り出し、一一年の調査で、子ども人口の2%に当たる約十七万人がヤングケアラーとされた。一方、別の機関では同8%との調査もあり、実態把握の難しさも表れている。

日本での調査はなく、まずは問題を広く知ってもらうため、同連盟はホームページ上に専用サイトを開設している。

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