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2014/12/01
【沖縄タイムス】社説:二つの「隔離」 排除の歴史 繰り返すな


 

【沖縄タイムス】社説:二つの「隔離」 排除の歴史 繰り返すな
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沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=92732

ハンセン病を理由に社会から「隔離」され、生きてきた人たちがいる。精神障がいを理由に病院へ「隔離」され、人生の大半を過ごす人も少なくない。

精神障がいとハンセン病について語る集いが29日、名護市の国立療養所沖縄愛楽園であった。

一見、異なって見える二つの問題だが、たどってきた歴史には重なる部分が多い。

ハンセン病は感染力が弱く、戦後早い時期に薬により治る病気になった。それなのに国の強制隔離は、1996年にらい予防法が廃止されるまで続いた。2001年、元患者らが提訴した国家賠償訴訟で、隔離政策は違憲だとし断罪されている。

一方、精神障がい者施策で今大きな問題になっているのが、精神科病棟の一部を居住施設に転換するという構想だ。今年7月、厚生労働省は長期入院患者の退院を促すとの目的で、病院敷地内にグループホームなどをつくり住まわせることを認める方針を示した。

 

当事者団体を中心に「精神障がい者の隔離が続くだけ」と強い反対運動が起きている。

第1部のシンポジウムに出席した弁護士の八尋光秀さんは「人生被害」という言葉を使い、「二つの問題は全然違うが、隔離によって人権を侵害し、人生を奪うということでは同じだ」と語った。

隔離が生むのは偏見や差別である。特定の病により社会から排除するという歴史を繰り返してはならない。

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