Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2014/12/25
【SYNODOS】薬物依存症は罰では治らない 松本俊彦 / 精神科医


 

【SYNODOS】薬物依存症は罰では治らない
続きを読む
SYNODOS
http://synodos.jp/welfare/12157

ヤキを入れられたとき、どんな気分になりましたか?

わが国では、第二次大戦後より60年あまりものあいだ覚せい剤の乱用問題が続いてきました。覚せい剤は、覚せい剤取締法によって規制されている違法薬物です。そのせいで、一般の人たちはもとより、精神科医のような専門家のあいだでも、薬物依存症は医療的ケアを要する「病気」ではなく、取り締まりの対象となる「犯罪」と見なす人がいまだに多い現状にあります。

しかし、薬物依存症を犯罪として処罰するだけでは限界があります。かつて私は、ある刑務所で「薬物依存離脱教育プログラム」に携わっていました。プログラムは覚せい剤取締法の累犯者を対象とした、1クール12セッションのグループ療法であり、毎回、初回のセッションを私は担当していました。

私は、セッションの冒頭で必ず次のような質問をすることにしていました。

「このなかで、これまで覚せい剤のことで、親、兄弟、友人、恋人、親分、兄貴といった人たちから、『ヤキ』を入れられたことのある人、手を挙げてください」

続きを読む

SYNODOS

 

 

関連キーワード:

一覧ページへ