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2015/03/30
【東京新聞】労働の感情的負担 対価を 行政の窓口業務 深刻な相談も


 

【東京新聞】労働の感情的負担 対価を 行政の窓口業務 深刻な相談も
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東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2015033002000193.html

精神的に不安定な人や、虐待被害者らの相談を受け付ける行政の相談窓口担当者。感情的な言動や理不尽な要求を受けながら、冷静な対応が求められる「感情労働」の負担が大きい。その多くが非正規職員で「負担に見合う対価を得ていない」との指摘も。専門家は「適切な職務評価を根拠に処遇改善を求めるべきだ」と訴える。 (林勝)

「夫に家を出て行けと言われた。どうすれば…」。東京都内の自治体施設にある、女性のための生活相談室。女性の震える声が狭い室内に響いた。夫の激しい言葉や暴力などの過酷な状況が目に浮かぶ。相談員の女性(50)は被害女性の思いに共感しつつ、一方ではメモを取り、事実関係を見極めようと努めた。

相談員は女性を一時保護することを考えた。制度に基づく措置の一つだが、本人にとっては「人生の決断」に相当する。その判断に関わることに責務の重さを感じた。措置が決まれば「気持ちを切り替えて」手続きへ。ただ、感情が気持ちを簡単には整理させてくれない。「対応は正しかったのか」。割り切れない思いがついて回る。

相談員の女性は非常勤職員で、一日七時間半の勤務を週四日こなす。報酬は人件費ではなく、物件費から支払われる。相談が長引いたり、事務手続きなどが重なったりして残業になっても、時間外手当は出ない。年収は約二百万円で、同じ職場の正規職員の三分の一程度。女性は「培ってきた職能や仕事の負担を考えると、いまの処遇には納得できない」と話す。

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