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2015/05/18
【シノドス】景気回復だけじゃブラック企業はなくならない 今野晴貴×荻上チキ


 

【シノドス】景気回復だけじゃブラック企業はなくならない 今野晴貴×荻上チキ
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シノドス
http://synodos.jp/society/14084

2012年12月に発売された『ブラック企業』(文春新書)は、違法な労働条件で若者を働かせる企業に焦点を当て、大きな反響を呼んだ。そして、2015年3月に、『ブラック企業2』が上梓された。出版から2年、現在の「ブラック企業」をめぐる状況について、著者の今野晴貴氏と、荻上チキが語り合う。

『ブラック企業』の出版から2年間で、何が変わったのか

荻上 今野さんは2012年に『ブラック企業』を出し、今回『ブラック企業2』を出したわけですが、その間、社会に何か変化が起こったと感じますか?

今野 『ブラック企業』を出版してから、私は最初の1年くらい「ブラック企業」という問題を知ってもらうことに労力を注いでいました。とにかく取材依頼が多く、月50件以上は受けていましたね。取材に答えるなかで私が重視したのは「ブラック企業」を「悪い会社」というイメージではなく、「社会問題」であるとしっかり理解してもらうことでした。

「ブラック企業」については、単に「違法な企業がブラック企業」というような拡散しすぎかなと思える言説が多くありました。「悪い企業を若者が告発している」という構図にならないようにも気をつけましたね。それが全面的に悪いわけじゃないんですが。

じゃあブラック企業の問題とは何なのかというと、企業の労務管理のあり方が変わって、新卒の正社員を使い潰して利益を上げるという方法論が広がってしまい、過労やパワハラによって、体を壊したり鬱病になる若者が増えているということですね。

そのために医療費が増大したり、労働力不足になったり、キャリア形成が上手くいかなかったりと、社会全体にとって悪影響であるという問題に焦点を合わせることに尽力してきました。

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