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2015/06/22
【読売新聞】セクハラの本質を見抜け!~困惑する企業


 

【読売新聞】セクハラの本質を見抜け!~困惑する企業
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/economy/job/wlb/kaneko/20150616-OYT8T50207.html

「男女の間ではよくある」「個人的な問題」なのか

男女の意識差から様々なコミュニケーションギャップが生み出され、トラブルとなるセクハラについてみてきましたが、こうしたセクハラの相談を受けたり、対応を迫られたりする企業も同様に混乱させられることになります。

 

視点を変えて、そんな企業側の困惑についてみていくことにしましょう。

 

セクハラ相談を受けた場合に、その種のトラブルを職場の些細(ささい)な人間関係の行き違いから生じた問題として扱い、「男女間ではよくあることだ」などという認識から「個人的な問題」と受け止める例は依然として多いのが現実です。

 

会社の対応に納得せず、何度も訴えを繰り返す被害者を厄介な人として扱ったり、そのことを理由に職場秩序を乱す者として解雇してしまったりするケースも決して少なくありません。

 

対応に納得しなければ「職場秩序を乱す人」

 

上司から「ホテルに行こう」と繰り返し誘いを受けた女性社員が社長にそのことを訴えました。しかし、上司が「女性社員とは以前から個人的な付き合いがあった」と言い訳をしたために、社長は、セクシュアルハラスメントというよりも、どちらかと言えば個人的な問題であると判断しました。その結果、当事者同士で解決するようにと言われて取り上げてもらえなかったというケースがあります。(「M商事セクハラ事件」東京地裁H11.3.12)

 

困った女性社員は、自分で弁護士に依頼して上司を問い詰めました。その結果、上司が陳謝して30万円を慰謝料として払うということを内容とする和解をしました。ところがその後、上司が女性社員を解雇するように社長に働きかけるという動きがあったので、女性社員は対抗手段として示談書のコピーを従業員に配布しようとしました。

 

社長は、こうした職場内での個人的な争いを繰り返す2人に、職場秩序を乱す行為として「本来なら懲戒解雇だが、将来を考え2人とも依願退職の形で辞めてほしい」と伝えました。

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読売新聞

 

 

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