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2015/11/06
【毎日新聞】記者の目:名張毒ぶどう酒事件 死刑囚獄死


 

【毎日新聞】記者の目:名張毒ぶどう酒事件 死刑囚獄死
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毎日新聞
http://mainichi.jp/shimen/news/20151103ddm005070012000c.html

=大野友嘉子(中部報道センター)

◇再審開始、やはり求める

三重県名張市で1961年3月、農薬が混入されたぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、死刑が確定していた奥西勝元死刑囚が10月4日、89歳で獄死した。死刑確定から43年も拘置され、無罪を訴え再審を求めていた。死刑を宣告した上での長期間の拘束は、再審制度の課題を浮かび上がらせた。奥西元死刑囚の最期を取材した者として、「疑わしきは被告人の利益に」との刑事裁判の原則から見ても、今も再審開始が必要と思う。

◇自白頼みの捜査、証言は二転三転

私が初めてこの事件を取材したのは、再審の第7次請求(2002年)で最高裁が高裁に審理を差し戻した10年4月。三重県警の元捜査員宅に走り、当時の奥西元死刑囚の様子や捜査状況を聞いた。その後も何度か足を運んだ。

取材に応じた元捜査員は皆、奥西元死刑囚の犯行と確信していた。「罪を認める時に涙を流して謝った」「自白してから穏やかな表情になった」「誰よりも動機があった」−−。口々に奥西元死刑囚を「クロ」とする根拠が語られたが、物的証拠ではなく捜査員の「勘」だった。

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毎日新聞

 

 

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