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2016/02/10
【ヒューマン・ライツ・ウォッチ】人権ウォッチ:日本が「水俣条約」を締結、今こそ行動を


 

【ヒューマン・ライツ・ウォッチ】人権ウォッチ:日本が「水俣条約」を締結、今こそ行動を
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ヒューマン・ライツ・ウォッチ
https://www.hrw.org/ja/news/2016/02/04/286614

今週日本は、水銀の世界的脅威と闘うための歴史的な第一歩を踏み出しました。「水銀に関する水俣条約」の締結国となったのです。この条約は、漁業の町である水俣市にちなんで名づけられました。同市は1950年代に世界でも最悪レベルの水銀中毒公害が発生したことで知られ、約1,700人が犠牲になりました。ひとりの被害者は私に、彼女の父親とその他大勢が、発作に苦しみながら亡くなっていった様子を語ってくれました。ある化学工場が水俣湾を水銀で汚染して、水銀中毒被害をもたらしていたことが発覚するまで、なぜこの町の人びとにそんなことが起きているのか誰も分からなかったのです。

現在でも水銀は重大な健康への脅威です。毎年推定で1,960トンの水銀が、世界各地で空気や水、土に排出されています。水銀がもっとも使われているのは、手掘りや小規模の金鉱山においてです。金鉱石に水銀を混ぜて合金(アマルガム)を作り出すのに用いられています。そして、合金を燃焼させて金を抽出する際に、水銀が気化した有毒ガスが発生するのです。私はガーナやフィリピン、タンザニア、マリで水銀を使った労働に携わっている、多くの大人や子どもと話をしました。みな水銀が脳に損傷を与えたり、健康を害したり、はては死にさえつながることを知りませんでした。

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