Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2016/05/11
【朝日新聞】水俣病は「家の恥」口閉ざした 差別や偏見、補償阻む


 

【朝日新聞】水俣病は「家の恥」口閉ざした 差別や偏見、補償阻む
続きを読む
朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/ASJ4B4CB8J4BTIPE006.html

■終わらない水俣病:下

亡くなった父親と祖父の厳しい言いつけだった。「水俣病のことを話すのは家の恥」。6年前まで、西川成代(しげよ)さん(72)=大阪市平野区=は守っていた。

水俣病「未解決」6割超 患者・被害者らアンケート

「奇病」なのか、焼けるように痛む手足 水俣疑い20年

チッソに遠慮していたのか 城下町の自制、今も

不知火(しらぬい)海を挟んで熊本県水俣市の対岸に浮かぶ御所浦(ごしょうら)島(同県天草市)の出身。祖父は網元の漁師で、三男坊の父は、網の補修や漁師のいさかいの仲裁など裏方仕事を黙々とこなし、一目置かれる存在だった。新鮮なイワシやアジ、サバ、海岸のアサリやカキなどが食卓に並んだ。

「浮かんで流されてきた魚は食べてはいかん」。対岸の水俣市での「奇病」の発生が話題になった。島では病気の魚が原因とうわさされた。だが、家族にはプライドがあった。「新鮮な魚を売り物にする網元の家で、おかしな魚を食べて病気になるはずがない」と父は言った。父は1977年、65歳の頃から徐々に視力を失い、歩くのも不自由になっていった。それでも自分が水俣病だとは認めず、患者認定の申請を勧めに訪れた医師や弁護士を玄関先で追い返していた。

続きを読む

朝日新聞

 

 

関連キーワード:

一覧ページへ