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2016/07/05
【河北新報】<参院選>置き去り 障害者の投票環境


 

【河北新報】<参院選>置き去り 障害者の投票環境
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河北新報
http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201607/20160705_71017.html

参院選(10日投開票)で適用される「18歳選挙権」の陰で、視覚、聴覚障害者が一向に改善されない投票環境を嘆いている。候補や政党の政策を見極めるための情報入手のすべは限られ、投票所への移動も困難を伴う。「障害者の選挙権」は不便なまま、手放しにされている。

全盲の団体職員中村哲さん(57)=仙台市宮城野区=は6月28日夕、仕事帰りに期日前投票をするため、JR仙台駅前のアエルに向かった。投票所には点訳された名簿がなく、横で職員が読み上げる候補者名などを聞いて点字を打ち、投票を済ませた。

先天性緑内障の中村さんは国政や地方選で20回以上、投票してきた。点訳名簿の不備など、配慮に欠けた環境は何も変わっていないといい、「障害のある人が同じ思いをしない社会になってほしい」との気持ちを1票に込める。

宮城県視覚障害者情報センターによると、県内の視覚障害者手帳保持者は5334人で、うち点字習得者は1割程度。点字版の選挙公報や資料を理解できず、投票を諦める人も多い。立会人らに代筆をお願いする代理投票もあるが、「投票先を知られてしまう」と敬遠する人もいる。

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