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2016/08/22
【愛媛新聞】社説:相模原事件と措置入院 隔絶の「負の歴史」を繰り返すな


 

【愛媛新聞】社説:相模原事件と措置入院 隔絶の「負の歴史」を繰り返すな
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愛媛新聞
http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201608207089.html

相模原市の知的障害者施設で19人が刺殺され27人が負傷した事件で、容疑者の元施設職員が今週、再逮捕された。 

痛ましく残忍極まりない事件の発生から、もうすぐ1カ月。だが、日本中を震撼(しんかん)させた凶悪事件の全容解明にはまだ遠い。今後精神鑑定も行われようが、特異な人間による特異な事件として終わらせてはいけない。なぜ容疑者がこれほどゆがんだ差別感情を抱き、信じ難い凶行に至ったのか、その動機や背景を検証し明らかにすることで、二度とこうした事件を起こさぬ誓いの礎とせねばならない。 

事件を受け、再発防止策を話し合う厚生労働省のチームが初会合を開いた。「施設の安全確保強化」と並行して、安倍晋三首相の指示で真っ先に検討課題に浮上したのは「措置入院の運用見直し」。そのことに、強い懸念と違和感を抱く。 

容疑者は2月、医師に「大麻精神病」などと診断され措置入院となったが、2週間弱で退院し、結果的に事件は防げなかった。関係機関による退院後の情報共有や、医療と福祉の連携強化など、改善可能な問題については議論を深めたい。ただ見直しの目的が、精神障害者は危険との短絡的な認識に立脚し、再犯の恐れがありそうな人を「予防拘束」すべきだとか「監視や隔離の強化」を求める論に傾いては、差別や偏見を助長しかねず、到底容認できない。 

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愛媛新聞

 

 

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