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2016/09/07
【SYNODOS】若者の住まいの貧困――定住と漂流 小田川華子 / 社会福祉学


 

【Yahoo!ニュース】<貧困>「貧乏人らしく」女子高生たたきの大誤解
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Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160903-00000016-mai-soci

働く世代で貧困が広がっている。若いうちから収入が安定しないということは、すなわち、住まいが安定しないということに直結する。本稿では、住まいにスポットを当てて若者の貧困問題をとらえ、家賃補助制度などの施策の必要性について検討する。

若者の貧困 

2008年ごろから子どもの貧困率の高さが注目されるようになってきた。実は、男性のなかで最も貧困率が高いのは20代前半の21.8%である。女性では高齢期の貧困が深刻だが、65歳未満で最も貧困率が高いのは、やはり20代前半の19.5%である。図1、図2を見てみると、働く世代のなかでも特に50歳くらいまでの貧困率は1980年代半ばに比べて大きく上昇していることがわかる。

80年代半ばには、高校や大学を卒業した後、就職して正社員となり、安定的な収入を得る人(主に男性)が多かった。しかし現在では、非正規雇用の増加にともない、そのようなコースを歩む人が減っていることが貧困率上昇の背景にある。終身雇用が当然のように思われていた時代には、新卒で民間アパートに住み、結婚して社宅に移り、そのうち持ち家にという「住宅すごろく」が描かれたが、今やそれは伝説となった。現在のような厳しい社会状況にあって、若者たちは、どこに住んでいるのだろうか?

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