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2016/10/17
【朝日新聞】(ひもとく)相模原事件が問うもの 少数派の排除、暴力を生む 熊谷晋一郎


 

【朝日新聞】(ひもとく)相模原事件が問うもの 少数派の排除、暴力を生む 熊谷晋一郎
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朝日新聞
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12610169.html

7月26日、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所していた19人の方々が尊い命を失うという、痛ましい事件が起きた。生まれつき脳性まひという障害を持ち、車いすで生活する私にとって、この事件の衝撃は大きかった。

私が生まれた1970年代は、脳性まひの子どもが生まれると早期のリハビリで、なるべく健常児に近づけようとするのが一般的だった。もし健常児に近づけなければ、親亡き後、人里離れた大規模施設に入るしかない。当時の、一部の介助者や支援者の愛や正義を笠に着た、うまくリハビリの課題に応えられない寝たきりの私たちを足で踏みつけるなどの暴力。それに対して何もできない怒りと無力感が、緊張とも弛緩(しかん)ともつかない、内臓が落ちそうな感覚にさせた。事件は、あの日々に私を連れ戻すのに十分なものだった。事件報道に触れ、あの頃の身体感覚がよみがえり、街ゆく人々が急に自分を襲ったりしないかと、身構えるような感覚を覚えた。

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朝日新聞

 

 

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