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2016/12/12
【朝日新聞】耕論:社会の底が抜けた 出口真紀子さん、西村秀樹さん、鴻上尚史さん


 

【朝日新聞】耕論:社会の底が抜けた 出口真紀子さん、西村秀樹さん、鴻上尚史さん
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朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/DA3S12695901.html

■「特権」気づかせる教育を 出口真紀子さん(文化心理学者)

特定の人種や民族、少数者に差別感情を抱いている人は米国に常に一定数います。しかし、そうした感情を表に出してはいけないという社会的な規範が、これまで彼らを抑えていました。

ところが、移民や女性への差別感情を隠さないトランプ氏が登場し、次期大統領に選ばれたことで、たがが外れてしまったようです。ある社会心理学者が大統領選挙の前と後にした実験では、人々の社会的規範が明らかに変化していました。差別的なことを言っても大丈夫、という空気が広がっています。

権力にある側が差別を抑えるどころか、むしろ助長している。それは日本も同じです。沖縄で米軍ヘリパッド建設に抗議する人たちに向けられた「土人」という罵声を、現職の沖縄北方相が「差別とは断定できない」と擁護したのも、その表れです。

日米で共通しているのは、差別の対象にならない人々、マジョリティー(多数派)の多くは危機感を抱いていないことです。マジョリティーは労することなく得た優位性を持っていて、心理学では「特権」と呼びます。土人発言問題では、本土の人々が沖縄ではなくたまたま本土に生まれたということが特権です。特権集団は、自分には特権があるという認識が欠けていて、社会的抑圧の現実を否定するか見ないようにしがちです。

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朝日新聞

 

 

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