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2017/01/04
【河北新報】社説:ポピュリズムの時代/格差と分断 克服へ一歩を


米国の経済学者ジョン・ガルブレイス氏(1908~2006年)が、著書『不確実性の時代』を世に問うたのは1977年のことだった。

 歴史的な視点から世界経済を分析しながら、もはや人々の判断力の支えとなるような「哲学」が存在し得ない時代に入ったことを解き明かした。

「人類が現に直面している諸問題の驚くべき複雑さを考えるなら、前世紀の確実性が残っていると考える方が、かえっておかしいくらいである」

出版から今年でちょうど40年。ガルブレイス氏が指摘した不確実性の流れは加速を続け、今や国際社会は「カオス」(混沌(こんとん))のまっただ中にあると言っても過言ではあるまい。

その渦をかき回すのが「ポピュリズム」(大衆迎合主義)である。昨年起きた象徴的な出来事は世界に衝撃を与えた。

英国は国民投票の結果、欧州連合(EU)からの離脱を決めた。米大統領選では当初、泡沫(ほうまつ)候補扱いされていたドナルド・トランプ氏が本命のヒラリー・クリントン氏を打ち破った。

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河北新報

 

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