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2017/02/20
【琉球新報】「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」著者・上間陽子さん(琉大教授)に聞く


 

【琉球新報】「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」著者・上間陽子さん(琉大教授)に聞く
〈1〉子どもの悲しみ見過ごす社会
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-443747.html
〈2〉沖縄に堆積する「自己責任」
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-444331.html
〈3〉殴ることは「愛」じゃない 子どもの心に残る言葉探して
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-444417.html
〈4〉相手の言葉引き出すための言葉磨く
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-444464.html
〈5〉他者に対する想像力を女性の中から
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-444488.html
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琉球新報
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-443747.html

〈1〉子どもの悲しみ見過ごす社会

琉球大学教授・上間陽子さんは、沖縄の夜の街を歩き、早くに風俗業界に押し出された未成年の少女たちの話を聞いてきました。初の単著「裸足で逃げる」(太田出版)は、家族や恋人、見知らぬ男たちの暴力から生き延びるために逃げ出し、自分の居場所をつくってきた女性6人の生活を記録しています。彼女たちのそばに立って見えたという沖縄の貧困と暴力の社会、支援するとはどういうことなのか、上間さんに聞きました。

貧困は暴力

〈優歌、翼、鈴乃、亜矢、京香、春菜。本に登場するのは、6人の女性。家族からの虐待、恋人からのDV、見知らぬ男たちからの性暴力から生き延びるため、その場所から逃げ出した。多くが10代で子どもを産み、パートナーと別れた後、1人で子どもを育てるために風俗で働いていた〉

―本を通して、少女たちの生い立ちをたどると、暴力と貧困の日常が見えてきました。先生自身、4年間沖縄の夜の街を歩いて、少女たちの話を聞いて、見えてきたものは何だと感じていますか。

沖縄は貧困社会であること、そして貧困は、まぎれもなく暴力の問題だということです。

暴力は、もちろん私たちの日常生活にあるものですが、それを押さえ込むためのさまざまな装置や工夫があると思います。

その装置や工夫の存在によって、人は人と暴力なしに滑らかにつきあうことができると思います。そうした装置や工夫を働かせることが難しくなる、というのが貧困であり、些細なことで滑らかにつきあうことができなくなることだと思います。

また、たとえ貧困問題があったとしても、日常生活を守ることができる層と、できない層の分断があるように思います。

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琉球新報

〈1〉子どもの悲しみ見過ごす社会

〈2〉沖縄に堆積する「自己責任」

〈3〉殴ることは「愛」じゃない 子どもの心に残る言葉探して

〈4〉相手の言葉引き出すための言葉磨く

〈5〉他者に対する想像力を女性の中から

 

 

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