福島第一原発事故から6年。いまだ多くの人が避難生活を余儀なくされています。そんななか、避難指示区域外避難者(いわゆる「自主避難者」)への、応急仮設住宅の無償提供が今年3月末で打ち切られようとしています。昨年2月に『ルポ 母子避難――消されゆく原発事故被害者』(岩波新書)で、この問題を取り上げたフリーランスライターの吉田千亜さんは、原発事故以降、ずっと母子避難のお母さんたちに寄り添ってきました。区域外避難を続けるお母さんたちの現状、住宅支援打ち切りの問題について伺います。
(※)避難指示区域外からの避難は、一般的に「自主避難」と呼ばれますが、原発事故の影響による避難であるという観点から、このインタビューでは「(避難指示)区域外避難」と表記しています。
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