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2017/03/08
【SYNODOS】特集:感情 荻上チキ責任編集 α-Synodos vol.215


 

【SYNODOS】特集:感情 荻上チキ責任編集 α-Synodos vol.215
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SYNODOS
http://synodos.jp/info/19203

1.松本俊彦氏インタビュー「『いのちの大切さ』では子どもは救えない」

小中高等学校で行われる保健体育や道徳の授業、あるいは自殺予防教育、いじめ防止教育のための講演会などでは、しばしば「いのちの大切さ」「誕生の素晴らしさ」などが説かれ、感動を誘うような物語が語られる。しかし、こうした道徳論を伝えるだけの教育は、子どもの視点を忘れた大人の自己満足に過ぎないのではないか。私たちが、生きづらさを抱える子どもを助けられる大人になるにはどうすれば良いのか。精神科医の松本俊彦氏に伺った。(聞き手・構成/大谷佳名)

◇子どもを追いつめる道徳論

――昨年、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(メタモル出版)が出版され、その中の松本先生の原稿がネット上でも公開されました(【BLOGOS】「『誕生学』でいのちの大切さがわかる?」)。ここでは、公益社団法人 誕生学協会が行っている授業の問題点について書かれていますが、今さまざまな学校において似たような「いのちの授業」が行われているようです。まず、この原稿への反応はいかがでしたか?

「いのちの大切さ」を説くことによって全ての子どもが励まされるわけではない、むしろ、もともと精神的に追いつめられている子たちがより一層追いつめられてしまうということに対しては、多くの方から共感の声がありました。これは、私が、15年以上少年院や少年鑑別所で定期的に子どもたちの診療をしたりする中で至った考えですが、特に子ども時代に虐待を受けた経験があるという方からは、「そんな話を聞かされていたら傷ついたと思う」という意見が多かったですね。

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