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2017/05/08
【岩手日報】社説:精神科の隔離拘束 増加の実態把握を急げ


 

【岩手日報】社説:精神科の隔離拘束 増加の実態把握を急げ
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岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2017/m05/r0507.htm

「鉄の扉、ベッド、むき出しの便器。『花』『夏の思い出』『赤とんぼ』…知ってる歌をひたすら歌って耐えました。保護室の孤独は、経験者にしか分からない」

「ベルトで両手両足と腰を拘束され、オムツに尿カテーテル。屈辱でした。いくらもがいても身動きできない。諦めの境地になりました」

精神科病院での身体拘束や、施錠された保護室への隔離が、どんなにつらいことか。本県の患者の体験談からは、心の病に、隔離や拘束による心の痛みが重なる過酷な状況が浮かび上がる。

その隔離拘束が全国的に増加している。厚生労働省の集計によると、身体拘束は2014年度までの10年間で倍増し、1万人超。隔離も調査が始まった1998年度以来、初めて1万人を突破した。

精神保健福祉法では、患者が自らを傷つける恐れがあるなどの場合、指定医の判断で隔離や拘束が認められている。厚労省は、人権に配慮しつつ、症状に応じて最も制限の少ない方法で実施する必要があると病院に求めている。

にもかかわらず、なぜ増加しているのか。詳しい理由は不明だ。精神科救急の整備が進み「症状が激しい患者の入院が増え、やむを得ない」とする見方の一方、人権意識の希薄さを指摘する声もある。簡単に使える拘束器具の普及も増加の一因とされる。

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岩手日報

 

 

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