Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2017/06/05
【ダイヤモンド・オンライン】生活保護受給者を追い詰める「就労指導プレッシャー」の功罪


 

【ダイヤモンド・オンライン】生活保護受給者を追い詰める「就労指導プレッシャー」の功罪
みわよしこ:フリーランス・ライター
2018年、政府は生活保護法再改正・生活保護基準見直し(≒引き下げ)を予定しており、2017年度に入って、それらを視野に入れたものと見られる動きが活発化している。大きな焦点の1つは、生活保護世帯に対する就労指導の強化と、従わない場合のペナルティの強化だ。
しかしながら、「働けるのに働かず、生活保護に甘えている」という状態にある人が多数いるという実感は、私には全くない。私から見ると、「働きたくない」は「働けない」のバリエーションの1つだ。そもそも「働けるのに働きたくないから働かずに生活保護」という人に対して、就労意欲アップ、本人に適した仕事探しや仕事づくり、就労後の就労継続のためのフォローアップなどを丁寧に行うには、支援者の人件費その他の費用、受け入れ企業側の環境整備費用、もちろん本人の給料その他の費用が必要だ。
もちろん、生活保護費コストを別のどこかに“付け替え”することに成功すれば、表面的には「就労促進によって、生活保護費削減に成功した」ということになる。税収も若干は増加するかもしれない。しかし、それらを考慮しても、社会的コストの総額は減少せず増加するかもしれない。
続きを読む
ダイヤモンド・オンライン

みわよしこ:フリーランス・ライター

2018年、政府は生活保護法再改正・生活保護基準見直し(≒引き下げ)を予定しており、2017年度に入って、それらを視野に入れたものと見られる動きが活発化している。大きな焦点の1つは、生活保護世帯に対する就労指導の強化と、従わない場合のペナルティの強化だ。

しかしながら、「働けるのに働かず、生活保護に甘えている」という状態にある人が多数いるという実感は、私には全くない。私から見ると、「働きたくない」は「働けない」のバリエーションの1つだ。そもそも「働けるのに働きたくないから働かずに生活保護」という人に対して、就労意欲アップ、本人に適した仕事探しや仕事づくり、就労後の就労継続のためのフォローアップなどを丁寧に行うには、支援者の人件費その他の費用、受け入れ企業側の環境整備費用、もちろん本人の給料その他の費用が必要だ。

もちろん、生活保護費コストを別のどこかに“付け替え”することに成功すれば、表面的には「就労促進によって、生活保護費削減に成功した」ということになる。税収も若干は増加するかもしれない。しかし、それらを考慮しても、社会的コストの総額は減少せず増加するかもしれない。

続きを読む

ダイヤモンド・オンライン

 

関連キーワード:

一覧ページへ