Be FLAT:10代の人権情報ネットワーク

人権関連トピックス

一覧ページへ

2017/07/26
【岩手日報】論説:相模原事件1年 問い直すべき愛と正義


 

【岩手日報】論説:相模原事件1年 問い直すべき愛と正義
続きを読む
岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/ronsetu/y2017/m07/r0726.htm

「われらは愛と正義を否定する」

障害者運動史で、ひときわ強烈なこの言葉。脳性まひ者たちの団体「青い芝の会」の行動綱領として知られる。

1970年、母親が障害のあるわが子を殺害する事件が起きた。母親への同情から広がる減刑嘆願運動に、同会は強く反発。愛ゆえに障害者は殺されても仕方ないのか。同情は正義か。「殺される側」からの問題提起は当時、広範な議論を巻き起こした。

昨年7月26日、相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた入所者殺傷事件は、「愛と正義」をめぐる根源的な問いを再び社会に突き付けたと言える。

被告の「殺害予告」の手紙が思い起こされる。

「私は障害者総勢470人を抹殺することができます。…保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界のためと思い…」「愛する日本国、全人類のために…」

身勝手な「愛と正義」ゆえに否定された命。さらに、ネットに氾濫する、被告の言動を肯定する匿名の書き込み。表向きは「共生」の掛け声が飛び交う社会の深部で、障害者と社会の分断は深い。

続きを読む

岩手日報

 

 

関連キーワード:

一覧ページへ