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2017/09/04
【信濃毎日新聞】社説:ハンセン病法廷 人権救済の道閉ざすな


 

【信濃毎日新聞】社説:ハンセン病法廷 人権救済の道閉ざすな
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信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170904/KT170901ETI090004000.php

ハンセン病差別に加担した責任に正面から向き合おうとしない司法、検察への異議申し立てである。1950年代に熊本で起きた菊池事件をめぐり、元患者らが国に賠償を求める裁判を起こした。検察が再審請求をしないために、差別被害を広く回復する機会が失われたと訴えている。

隔離施設内に設けた「特別法廷」で菊池事件の裁判は行われた。裁判官、検察官、弁護人は白衣を着てゴム手袋をし、火箸で証拠物を扱ったという。殺人罪に問われた男性は一貫して無実を主張したが、国選弁護人は、検察が提出した証拠すべてに同意し、弁護らしい弁護をしていない。

ハンセン病患者の強制隔離政策は戦後も長く続き、特別法廷は72年まで、95件開かれている。その中で唯一、死刑が言い渡された事件である。最高裁で刑が確定し、62年に執行された。

裁判の公正さが問われるとともに、冤罪(えんざい)の可能性がかねて指摘されてきた。証拠や証言には不自然さが目立つ。凶器とされた短刀に血痕はなく、男性の上着にも被害者の血は付着していなかった。

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信濃毎日新聞

 

 

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