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2017/12/27
【マガジン9】言葉の海へ 第17回:「沖縄差別」から「沖縄ヘイト」への変質(鈴木耕)


淋しい1年だった…

風が冷たい夜は、なにか物悲しい。だから、ぼくは冬の夜は嫌いだ。あまり出かけたくないと思う。でも今年は、夜の外出がとても多かった。用事で出かけるのは仕方ないけれど、寒風の駅に帰り着くと、急にさみしさがこみ上げてきたりする。

別れの多い年だった…。

会社を辞してからもう11年が過ぎた。やりたいことのメニューは一応そろえていたのだが、どれもうまくは行かなかった。

ため込んでいた物語を完成させること。でも、なかなか思いはそこへ向かわず、みんな書きかけのまま。

たくさんの旅をすること。でも、いちばん多かったのは、ふるさとへの旅。おふくろの見舞いが主な目的だった。そのおふくろも、2011年のあの東日本大震災のちょうど1週間前に旅立った。

かろうじて死に目には会えた。もしあの大災害が数日遅ければ、ぼくは東京へ戻れなかったろうし、もっと遅ければ、死に目に立ち会うこともできなかったろう。遠くに暮らす子どもたちへの、おふくろの最後の心遣いだったのかもしれない。

今は、96歳の義母。カミさんは毎日必ず、母のもとへ通う。だから、1、2泊くらいしか家を離れられない。一緒にいっぱい旅をしよう、というカミさんとの約束はかなり難しい。そろそろ「老々介護」だし。

だからいつも夫婦そろって行っていた沖縄へは、最近はぼくがひとりで行くことが多い。

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