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2017/12/08
【西日本新聞】土本典昭監督の映画「水俣病=その20年=」加藤典洋さんが解説


現場肉薄の衝撃作から不条理俯瞰 高度成長期終焉、次世代継承に腐心

熊本市で開催中の「水俣病展」の関連イベントとして、記録映画作家の土本典昭さん(2008年、79歳で死去)が監督した映画「水俣病=その20年=」(1976年)が2日、市現代美術館で上映された。胎児性患者らに密着した代表作「水俣-患者さんとその世界」(71年)とは打って変わり、水俣病史を俯瞰(ふかん)するように描いた作品が生まれた背景は-。当時、土本さんが抱いていた問題意識を、文芸評論家の加藤典洋さん(69)=早稲田大名誉教授=が読み解いた。

《なぜ、有機水銀中毒はここ水俣に初めて出現したのか》。43分間の作品は、不知火海周辺の地図の映像とナレーションの問いかけで始まる。

原因企業チッソ水俣工場と周辺の水銀分布図、発生当時の地元住民の回想、患者の症状例、患者と向き合わないチッソの姿勢、漁ができなくなった水俣の海、原因究明の経過、胎児性患者の確認…。作品は映像だけでなく時には図も示し、水俣病発生から20年の歩みをナレーションを交えて説明していく。

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西日本新聞

 

 

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