大和川病院事件
 1993年、警察の紹介で大和川病院に入院した患者が2週間後には意識不明の重体となり、暴行より生じたと推定される症状で転院先の病院で死亡した。この事件が発端となって、大和川病院の劣悪な医療実態が追求され始めた。患者側から相談を受けた大阪精神医療人権センターなどの調査から、診療報酬を不正に受給していたこと、満足な治療が行われてなかったこと、看護者の言う通りにしなければ懲罰的に保護室に入れられるなどの事実が発覚。人権センターは大阪府に早急の調査を要請したが大阪府の対応は遅く、本格的な調査は1997年に始まり、大和川病院は大阪府より開設許可を取り消され廃院へと追い込まれた。

ウィンドウを閉じる