マスコミの取材攻勢
 日常生活が破壊され、大変な混乱状態にある被害者の混乱を加速、倍加させるというマスコミのメディアスクラム(集団的過熱取材)。事件がセンセーショナルなものであればあるほど、取材合戦になっていく。「そこで必要なのは、被害者家族の平穏を崩さない秩序とルールであり、遺族が自主性をもって取材に応じられるような環境づくり」だという垣添弁護士。遺族には、親族がどんな被害にあったかを正確に知るためにマスコミから情報を得たい気持ちがあり、また、特に警察の不手際や他の要因が重なった場合など、犯罪の実態を理解してもらうために遺族としてのメッセージを社会に送りたいという要望もあるそうだ。

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