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「たたくのも指導のうち」と公言する教師

中学1年の息子が技術家庭科の授業中、教師にたたかれました。製作活動中にほかのことをしていたのが理由のようです。1回目は口頭注意でしたが、2回目は友達とプリクラを見せ合っていて強く頭をたたかれたそうです。子どもは泣きながら帰宅し、頭痛を訴えました。
学校に事情を聞くために電話をしたところ、当の先生は不在。学年主任が対応しましたが、「ロで言ってもきかない子がいて困る。場合によってはたたくことも指導のうち」とのこと。子どもが授業中にいたずちをしたのはよくないことだが、注意の仕方に問題があるのではないでしょうか。今後このようなことがあれば、しかるべきところに訴えようかと考えています。

教師、両親、本人、そして第三者(保護者会代表など)を交えての話し合いをもつことをおすすめします。授業中にほかのことをしていたことに関しては、注意を受けて当然です。しかしその手立てとして教師が頭をたたいたのはまちがっていますね。それを区別して話し合うことが重要です。
教師に頭をたたかれ、ショックや頭痛を訴えるわが子の姿はとても心配だと思いますが、授業中の行動についてはお子さん自身も振り返る必要があります。教師とお子さんの話し合いをしっかり見守ってください。「頭をたたくような注意の仕方」については、学年主任の「たたくことも指導のうち」という考え方もあわせて話し合ってください。