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認知症の高齢者が訪問調査員に正しく状況を伝えられるかが心配

認知症の父は、家族以外の人の前ではわりとしっかり会話することができます。訪問調査の際、調査員に父の日常の認知症の様子を正しく伝えることはできるのでしょうか。

訪問調査員に伝えることはできます。
訪問調査では、基本調査以外に心身の状況や介護で困っていることがあれば「特記事項」として記すことができます。
「特記事項」は2次判定をするときに重要な資料になります。肪問調査の際には、家族側で以下のことを心がけておくとよいでしょう。
(1)家族以外に本人のふだんの様子をわかっている人がいれば、その人にも立ち会ってもらいます。
(2)本人の日常の様子について、実例を挙げて具体的に訪問調査員に説明します。日ごろから介護日誌をつけておくと役立ちます。また、どうしても伝えたいということはメモにして準備しておきましょう。
(3)訪問調査が終了したら、調査内容を見せてもらい、問題がないか確認しましょう。
また、主治医の意見書に認知症の有無や状態について記載する欄があります。認知症の症状がある場合には、正確な情報を主治医に記載してもらうことも必要です。