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「ジェンダー」
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更年期の症状に苦しんでいるのに、家族が無理解
私は50代の主婦です。息子と娘がいますが、現在はそれぞれ結婚して他県にいます。私はここ1年ほど更年期の症状が出てきて、うつうつと気分のすぐれない日々を送っています。朝のゴミ出しもつらく、夫に頼んでいます。彼は黙ってやってくれるのですが、とても気を遣ってしまいます。
夫は仕事一筋の人で、結婚以来30数年間、私は子育てはもちろん、家族みんなの健康や環境にも一人で気を配ってやってきました。PTA活動や近所、親せきづきあいについても夫は「あんたのいいようにしたらええ」といっこうに取り合ってくれず、私一人でがんばってきたのです。あと2年で夫は定年になります。夫や私の親も弱ってきそいますが、最近は「何でもしてもらって当たり前」という態度の夫や親たちの世話をする体力も気力もありません。それでも、もう少し夫に私への思いやりがあったら、私のことを理解してくれるなら、やっていけるかと思うのですが…。これからやってくる夫との老後をどう過ごしていけばいいのでしょうか。

妻、嫁、母としてがんばってこられた長い年月、本当にご苦労さまでしたね。更年期の症状に悩まされているとのこと、さぞかし気が滅入ることでしょう。「空の巣症候群」〈解説〉と言われることもあり、一度きちんと検査しておくことをおすすめします。
夫や親からの感謝やねぎらいが感じられず報われないと感じているようですが、30数年もの問、人に尽くしてきたのですから、これからは自分で自分を大切にしてください。自分が楽に生きるために必要なことは恐れずにやっていきましょう。親の介護もこれまでのように一人でがんばるのではなく、夫にも協力してもらいましょう。介護保険やデイサービスなどの公的支援も積極的に活用してください。
自分のこれからを考えるために、また夫や親にあなたの気持ちを伝えるために、さまざまな女性のためのトレーニング(自己主張トレーニング、自己尊重トレーニングなど)があります。女性センターなどでやっていますので、受講してみてはいかがでしょうか。
また、自分の気持ちを気兼ねなく話せる友達をつくるために、いろいろなグループに参加されるのもいいでしょう。常に相手を優先して自分を後回しにしていると、自分が何をしたいのか、何をしたくないのかもわからなくなってしまいます。自分を大切にすることとわがままとは違います。家族も大切ですが、自分も同じように大切な存在なのです。自分の生き方を決められるのは自分だけだということをお伝えしたいと思います。

【解説】空の巣症候群
子どもや夫の世話に生きがいを感じていた主婦が、子どもの独立や夫の不在などを契機に、心の中にポッカリ穴があいたような空虚な気持ちに襲われ、うつ状態になることをいう。
それ以外に、肩こり、頭痛、不眠などの身体症状を伴うことが多く、心身症やアルコール依存症へと発展することもあるので、総合婦人科や心療内科などの受診が必要。