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「ジェンダー」
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聞き分けのない子どもにきつく当たってしまう
19歳で妊娠し、今の夫と結婚しました。現在は息子が3歳になり、8カ月になる娘もいます。幸せなはずなのですが、ときどき息子に当たってしまうのです。もともと手がかかる子だった息子は、赤ちゃんが生まれてからは特に聞きわけがなくなり、私を困らせてばかり。家事と育児に一日中追われている私は、言うことをきかない息子についカーッとなり、大声で怒鳴りながら、たたいたり、つねったりしてしまいます。最近では、息子がおびえたように私を見る目つきだけでイライラしてしまいます。
「子どもは自分の手で育てたい」とがんばってきたのに、情けなくてたまりません。同い年の夫は仕事が不安定で、帰りも不規則。子煩悩ではあるけれど、私にはやさしい言葉の一つもありません。5人の子どもを育てた実家の母には「二人ぐらいで音をあげてどうするの!」としかられるので、頼れません。これからどうやって子どもを育てていけばいいのでしょうか。

"19歳のときから、ほとんど一人で家事も育児もがんばってこられたんですね。8カ月の赤ちゃんと3歳児を一人でみるのはとても大変なことです。最近では核家族が増えて、育児が母親だけの仕事になってしまいました。ご近所や実家にちょっと預けて…ということがないと、時には疲れ切って悲観的になるのも無理はありません。昔の親は子だくさんといっても、農作業や仕事がある時は、人の手を借りたり上の子が子守りをするなどしていました。かえって今の親より子どもといっしょの時間が少なかったこともあり、子育ての環境がまったく違うのです。昔の子育てと比べて、自分を責めたりはしないでください。
「子どもが一番""育ちやすい""親」とは、どんな親でしょう。それは自分につきっきりで世話を焼いてくれるのではなく、衣食住をきちんと整えてくれた後は自分の生きがいをもって充実した人生を送る親なのではないでしょうか。子どもたちはそんな親の姿を見て、生きていくことの楽しさを感じとるのでは。
あなたは若くして母親になってがんばってきたけれど、まだ22歳。今までは子育てに必死で、「これからの人生をどう生きたいか」などと考える余裕はなかったことでしょう。子育てのイライラは、もしかしたら「自分のための時間をつくれ」ということかもしれ
ません。子どもにとっても、保育所などで友達といっしょに生活することは大きく成長できるチャンスです。あなたも仕事や勉強など、少し外に目を向けてみてはどうでしょう。住んでいる市町村の役所に「ファミリー・サポート・センター」の利用について相談するのもいいかもしれません。

【解説】ファミリー・サポート・センター
ファミリー・サポート・センターは、地域において、育児や介護の援助を受けたい人と行ないたい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織。この事業は、働く人びとの仕事と子育ての両立を支援する目的から、労働省が構想、設立が始まった。現在では、サポートの対象は子をもつすべての家庭に広がっている。ファミリー・サポート・センターの設立運営は市区町村が行なう。"