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 私たちは、ある「モノ」を使って競技するわけで、それが私の場合は車椅子なんですが、その乗り物や機械が自分の身体と一体化しないとスピードにつながってこないんですね。競技のための機械との相性が、すごく重要なんです。その仕組みをコーチやメカの人たちと一緒に考えながらやっていくのが、魅力ある部分です。「同じ車椅子はない」と言われるくらい、みんな違います。その人の障害の状況や持っている筋力の性質などを考慮しながら、一台の車椅子をつくりあげていくんです。自分に合ったメカを作るという意味では、自転車競技に一番近いかな?

 どんなスポーツが自分に向いているのか、悩んだこともありました。事故に遭う前はバスケットボールをやっていた時期もあったので、車椅子バスケットにも興味はあったんですけど、最終的には「個人競技で世界に挑戦していきたい」という気持ちが大きく、この競技を選びました。

 車椅子とひとつになって、風を切って走るのは快感です。まだまだ世界の壁は厚いけど、これからも挑戦し続けたいと思います。

(次回へつづく)



土田和歌子(つちだ わかこ)
'98長野冬季パラリンピック金メダリスト
高校時代に交通事故に遭い、脊髄損傷により下半身不髄に。
リハビリ中から陸上競技を始め、'94年のリレハンメル冬季パラリンピックには、アイススレッジレースの代表選手として参加。'98年の長野冬季パラリンピックでは自己の持つ世界記録を破り、2つの金メダルを獲得。現在はシドニーパラリンピックの出場を目指し、精力的にトレーニング中。24歳、東京都職員。


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